中小企業診断士

 中小企業診断士~昔より知名度が上がったとは思うけど、知らない人の方が多い資格ではないだろうか?

(数年前、若いお姉ちゃんに「中小企業診断士って言いにくくない?早口言葉みたい!」って言われたことがあったな・・・確かに、この間のTV収録でもアナウンサーが嚙みそうになってた。)。

 硬く説明すれば、「中小企業支援法」に定められた「中小企業の経営診断の業務に従事する者」で、経済産業大臣が登録する国家(登録)資格という事になるが、別にこの資格を持っていなくとも経営コンサルタントは開業出来る。私に言わせていただければ、「仮にも周りに経営コンサルタントを名乗るなら、少なくとも診断士資格くらいとりなさいよ。」というところでしょうか。色々意見はあるとは思いますが。

 仕事としては、大きく分けて

①診断業務

②支援業務

(企業の現状を分析し課題抽出するのが診断業務。その課題に対し改善策や方策を提案し、実行を支援するのが支援業務)

③助成金・補助金申請支援

(助成金は申請様式と要求内容を満たしていれば基本的に全案件採択。補助金は内容に関し、専門家審査があり、全申請中の一部の案件のみが採択。)

④講演・教育訓練講師

⑤市場・動向調査

⑥論文・執筆

 となる。経営コンサルタントというと理論的・合理的に物事を考えるイメージがあるかもしれないが、①、②の業務は理論面だけで考えると「絵に描いた餅」になる。企業(人)には想いがあるので・・・上記6つの業務はそれぞれの実務上のコツが違うのでしんどいが、自分の幅を広げるには良い修業だし、仕事自体は面白いのでまあ、いいか・・・

 診断士に興味がある人はぜひ、試験に挑戦してみて下さい。ただ、診断士は特に試験も仕事も時間管理は大切だと思う。